慶應義塾大学理工学部 情報工学科

2018年3月27日(火)

2018/03/26 学部卒業式が行われました。卒業生の今後の活躍が期待されます。

2018年3月22日(木)

松谷研D2の徳差君がテレコムシステム技術学生賞を受賞

松谷研D2の徳差君が、下記の論文に対して、電気通信普及財団 テレコムシステム技術学生賞を受賞しました。

  • Yuta Tokusashi, Hiroki Matsutani, “Multilevel NoSQL Cache Combining In-NIC and In-Kernel Approaches”, IEEE Micro, Vol.37, No.5, Sep/Oct 2017.

電気通信普及財団 テレコムシステム技術学生賞

2018年3月14日(水)

山中教授がIEEE ICNCでインバイト講演を行いました

ICNCは、情報学を中心としたネットワーク、アプリケーションに関する400名規模の大きな会議である。今回は、リソースプールという考えを世界で先行して提案、実現しており世界中に光ネットワークに接続されたリソースを自由に組み合わせる可能性を示した。M2Mは、その組み合わせをダイナミックにかつ自由に作ることが課題であるが、電力制御やIoTデータといったデータを、どのように、且つ、最も効率よく発見することが最大の課題であった。山中教授らは、LSI,FPGA,CPUといったデバイスを、Sea of resourceとしてまずモジュールとして配置する。光のインターコネクションは、距離と帯域の制限を緩和するので、ネットワークのつながったこれらリソースを自由に組み合わせる方法を実現した。次に、それらのモジュール上で実現しているサービスもリソースプールとして扱い、自由に組み合わせることに成功した。

アラクサラネットワークスの次世代のルータに実装し連携実験を行った。アラクサラのルータは、世界最高速クラスの200Gでこの自由なリソースプールを実現した画期的なものである。(新聞発表 20171215日刊工業新聞33面)

論文タイトル:Optically interconnected resource pool architecture for future backbone network with service scalability

著者:Naoaki Yamanaka, Satoru Okamoto, Kodai Yarita, Kazuo Sugai*, and Takayuki Muranaka*(Keio University, *Alaxala Netwroks)

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研究室にて

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表彰盾

2018年3月13日(火)

松谷君がマイクロソフト情報学研究賞を受賞

松谷君が下記の功績によりマイクロソフト情報学研究賞を受賞しました。

  • チップ内からデータセンタ規模に至るマルチスケールな相互結合網の研究

マイクロソフト情報学研究賞(情報処理学会)

2017年12月20日(水)

【報道発表】2017年12月15日“通信方式・機能任意に再構成”[日刊工業新聞](山中研究室)

山中直明教授らは、アラクサラネットワークスと共同で、通信サービスの 需要に合わせ、通信方式や機能を任意に変更できるハードウエア技術を開発した。これは、リソースプールという考えで、光ネットワーク により接続されたリコンフィグ(再構成可能)デバイスを自由に組み合わせることによりスケーラビリティを持った、自由な機能をネット ワーク内で実現できる。イメージとしては、埼玉にある機能を、横浜のスイッチシステムにマウントして使う。埼玉の機能は、関東中のス イッチでシェアできるために経済化が図れるというものである。ちょうど、ドロップボックスのハードディスクは自分のPCにはないが、 自由に使えようなものである。試作機では毎秒200ギガビット(ギガは10億)の処理性能を達成。柔軟性を持つアーキテクチャーとし ては世界最高という。処理性能を毎秒400ギガビットに倍増できる見通しで、早期製品化を目指す。通信サービスが多様化する中、将来 の需要変動にかかる導入コスト削減につながる。
20171215日刊工業新聞33面

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